シングルマザーとして日々奮闘しているあなたは、こんな思いを抱えていませんか?
- このままで自分の老後は大丈夫かな…
- この子の教育費出せるかな…
- 養育費もないし、まとまったお金なんてないよ…
あなたは毎日一人で子育てをし、家事や仕事に追われ、自分と子供の将来を考える余裕なんてないかもしれません。
シングルマザーの生活はとても大変ですが、だからこそ、自分と子供の将来を見据えた資産運用が重要です。
そこでオススメなのが、新NISA。
新NISAは「経済的な不安をなくしたい」というあなたの想いを、後押しします。
この記事では、新NISAの具体的な始め方や成功のコツ、注意点などを分かりやすく解説します。
自分と子供の未来を、より良いものにするための第一歩を新NISAで踏み出しましょう。
当サイトは投資において、個人の見解や実績など情報提供を目的としています。投資の正確性や安全性を保証するものではありません。掲載内容によって生じた損害等の責任は一切負いかねますのでご了承ください。投資の最終判断はご自身でお願いします。
新NISAはシングルマザーにお得な制度
新NISAは、シングルマザーにとって、経済的な不安を減らせる非常にお得な投資制度です。
教育資金や老後資金の準備など、長期的な資産形成で将来の経済的安定性を高めるのに役立ちます。
新NISAの基本知識
- 制度はずっと期限なし
- 年間投資額360万円まで税金なし
- 投資した金額1,800万円まで税金なし
- つみたて投資枠と成長投資枠の併用可能
- 売っても非課税枠が翌年に復活する
- 18歳以上が利用可能
簡単に言うと、「期限も税金もなしで資産形成ができますよ」ということです。
自分も妻もやっていて、買ったすべての商品でプラスになっています。
新NISAと通常の課税口座との違い
新NISA口座 | 課税口座 | |
---|---|---|
利益に対する税金 | なし | あり (20.315%) |
非課税枠 | あり (1,800万円まで) | なし |
投資商品 | 金融庁の基準を満たした投資信託に限定 | すべて自由に選べる |
新NISAと通常投資(課税口座)の最大の違いは「税金」です。
新NISAは利益に対して、1人当たり1,800万円まで税金がかからないため、利益はすべて手元に残ります。
課税口座は約20%の税金がかかるので、100万円の利益なら、20万円強は税金で持っていかれます。
課税口座は投資商品を自由に選べますが、新NISAで同じ商品も十分あります。
新NISAのメリット・デメリット
新NISAは多くのメリットがありますが、デメリットもあるので理解しておきましょう。
メリットとデメリットは以下の通りです。
メリット | デメリット |
---|---|
利益はすべて手元に残る 投資期限や非課税期限がない 柔軟性が高い 翌年に非課税枠が復活 確定申告不要でめんどくない | 元本保証ではない 短期売買は不向き リスクが高い商品もある |
1つずつ見ていきましょう。
メリット
利益はすべて手元に残る
「せっかく利益が出ても、税金で持っていかれたら意味ない」って思いますよね?
でも安心して下さい。
新NISAは、非課税枠内の利益がすべて手元に残ります。
例えば、30万円の利益なら通常は約6万円の税金がかかりますが、新NISAではこの6万円も手元に残ります。
非課税限度額は、年間360万円、合計1,800万円なので十分です。
投資期限や非課税期限がない
従来のNISAの非課税期間は、一般NISAが5年間、つみたてNISAが20年間と制限がありました。
非課税期間が設定されている場合、その期間内に売るか、課税口座に移す必要があります。
もし、非課税期間が終わるころに暴落があって、マイナスになったらたまりません。
ですが、新NISAは非課税期間が無期限なので、税金や手続きの心配が不要です。
非課税期限だけでなく新NISA制度そのものが無期限なので、いつでも始められて、生涯にわたって非課税で投資できます。
初心者でも、やりやすくなりました。
柔軟性が高い
新NISAの魅力は、ライフステージの変化やリスク許容度に合わせた「柔軟性の高さ」です。
ライフステージの変化は、結婚・出産・マイホーム購入・就職・転職・引っ越し・定年などです。
- 100円から投資できる
- いつでも売却できる
- 資金不足なら停止できる
- 停止してもいつでも再開できる
100円から投資できるので、まとまった資金がなくても可能です。
資金が必要になっても、すぐ売ることができるので困りません。
収入が減ったり、急な出費で資金不足になっても停止できます。
停止したら、これまで投資した金額で運用できて、設定すれば再開も可能です。
初心者でも始めやすくて助かります。
翌年に非課税枠が復活
従来のNISAでは、投資しても売却すると、売却分の非課税枠は消失していました。
しかし、新NISAでは売却した分の非課税枠が翌年に復活します。
将来的に、こんな使いかたができます。
結婚や出産、マイホーム購入など、まとまった資金が必要になったので、新NISAで保有していた投資信託の一部を売却する。翌年、非課税枠が復活したら、教育資金や老後資金の準備を進める。
株価が上昇したので、一部を売却して利益を得る。翌年、非課税枠が復活したら、再び別の銘柄に投資する。
非課税枠がすべて復活しても、非課税で投資できる金額は年間360万円まで(つみたて投資枠120万円・成長投資枠240万円の合計)です。
非課税限度額を見ながら調整しよう。
確定申告不要でめんどくない
確定申告って、めんどくさいですよね?
でも新NISAの利益は非課税なので、確定申告は必要なし。
例えば、仕事や家事、育児などで忙くても、手間や負担をかけずに資産形成を始められます。
積立設定さえすれば、あとは放置でもOK。
デメリット
元本保証ではない
新NISAは、非課税で投資ができる魅力的な制度ですが、元本保証ではありません。
株式や投資信託などは、経済状況や企業業績などの影響で価格が変動するからです。
ですが、株式市場は長期的に見れば成長する傾向にあります。
短期的な損失に一喜一憂せず、長期的な視点で投資を続ければ損をする可能性は低くなります。
目先の価格変動は気にしない。
短期売買は不向き
新NISAは長期的な資産形成が目的なので、短期売買で利益を狙う戦略は不向きです。
短期売買しても、投資金額分の非課税枠が復活するのは翌年なので、非課税枠が足りなくなります。
非課税枠が足りないと、「今買いたい」となっても買えません。
複利効果も減るので、長期で構えましょう。
リスクが高い商品もある
新NISAの商品には、リスクが高い商品も含まれています。
例えば、
- 個別株
- 新興国株
- 特定のグループ(セクター)に集中した投資信託
などは、リターンが大きい反面、損失のリスクも高いです。
対策として、以下のことを意識しましょう。
- 長期(できれば20年以上保有)
- 分散(1つに集中させない)
- 積立(毎月定額)
- 手数料(できれば信託報酬0.2%以下)
- リスク許容度(シミュレーションする)
商品をコロコロ変えないように、慎重に選ぼう。
シングルマザーが新NISAを始めるべき理由
シングルマザーは、子育てや仕事を両立させながら、将来の生活設計を立てることが難しいです。
日々の生活だけで大変なので、子供の教育費や老後のことを考える余裕なんてないですよね。
そこで、一人で家計を支えるシングルマザーにとって、新NISAは将来の不安を解消する有効な手段になります。
シングルマザーが新NISAを始めるべき理由は、以下の通りです。
- 精神的安定のため
- 経済的課題はかなり深刻だから
- 子供の教育費の準備
- 老後の資金確保
- 時間がなくてもできる
- 手当の減額がない
- 他の投資方法よりバランスがいい
1つずつ見ていきましょう。
精神的安定のため
シングルマザーは家庭の経済的責任を一人で引き受けることが多いため、将来の不安が精神的なストレスにつながることもしばしば。
そこで、新NISAはシングルマザーにとって経済的安定と精神的安定をもたらす手段として有効です。
将来に向けて経済的な見通しが立てば、不安やストレスが軽減されて、心の余裕が生まれます。
厳しいけど、何かしないと生活は苦しいままです。
経済的課題はかなり深刻だから
シングルマザーの世帯は、収入が安定せず、急な支出にも対応しにくい経済状況です。
内閣府のデータでは、シングルマザーの貯蓄0の世帯割合は約25%。
少しでも経済面を楽にするために、少額からでもいいので無理なく資産形成を進めましょう。
待ったなしです。
子供の教育費の準備
「子供には、やりたいことを自由に学んでほしい」と願うのが親心です。
ですが、「子供に満足のいく教育を受けさせたいけど、学費が…」と感じることも多いですよね。
特に、大学や専門学校の進学などを考えると、長期間にわたる資金計画が必要です。
さらに、一人暮らしで進学するとなれば、恐ろしく費用がかかります。
文部科学省のデータによると、大学卒業までにかかる平均的な教育費は、以下の通りです。
- すべて国公立でも➡約800万円
- すべて私立なら➡約2,200万円
新NISAは早く始めれば始めるほど、教育費に備えることができます。
物価の上昇は、生活費だけでなく、教育費にも影響を与えます。
将来の教育費を完全に予測することは難しいので、早めに準備しましょう。
教育資金は、jrニーサと新NISAで準備しています。
老後の資金確保
「子どもには、ちゃんと教育を受けさせてあげたいけど、自分の老後も心配…」って思いますよね。
ですが、すでに年金だけでは老後生活が絶望的に厳しいというのが現状です。
厚生労働省のデータでは、平均寿命が、男性は約81歳、女性は約87歳です。
一般的な定年の60歳(再雇用含めると65歳)から考えても、残り約30年は生きます。
生活費における厚生労働省のデータでは、老後は毎月20万円以上が家計から出ていくとなっています。
仮に老後を30年生きるとすると、
20万円(1ヶ月)×1年(12ヶ月)×30年=7,200万円以上
が必要です。
自分にはムリだ…
高齢になると、病気しがちになるので、生活費だけでなく医療費もかかります。
もう絶望。
なるべく早く始めて、老後資金に役立てましょう。
時間がなくてもできる
シングルマザーは仕事や家事、子育てで忙しく、投資に割ける時間が限られています。
ですが、新NISAは一度設定すれば、基本的に自動で運用が続くので、忙しい生活の中でも手間がかかりません。
投資を自動化することで手間を省き、無理なく資産形成を進めることができます。
ネット証券なら、スマホで口座開設から積立設定まで完結できます。
手当の減額がない
多くの公的支援は、所得で支給額が決定します。
ですが、新NISAの利益は非課税で所得としてカウントされないので、児童手当などの手当は減額されません。
手当の減額を心配することなく、安心して資産形成を始められます。
投資金額1,800万円まで非課税です。
他の投資方法よりバランスがいい
新NISA以外の投資方法は、以下のものなどがあります。
- 普通預金
- 定期預金
- 学資保険
- iDeCo(イデコ)
新NISAと他の投資方法の比較は、以下の通りです。
投資方法 | メリット | デメリット |
---|---|---|
新NISA | ・投資金額1,800万円まで非課税 ・非課税期限なし ・売却後、非課税枠は翌年に復活 ・資金を自由に引き出せる | ・元本割れの可能性あり ・18歳未満は口座開設不可 |
普通預金 | ・安全性が高い ・資金を自由に引き出せる | 低金利 |
定期預金 | ・安全性が高い ・貯蓄を計画的に進めやすい | 低金利(普通預金よりはやや高い) |
学資保険 | ・返戻率100%以上もある ・生命保険料控除が使える ・契約者に万一があれば払込免除 | ・途中解約は元本割れの可能性あり ・積立金を自由に引き出せない |
iDeCo (イデコ) | ・運用益はすべて非課税 ・掛金は全額所得控除 ・受取時にも税制優遇あり | ・資金は原則60歳まで引き出せない ・元本割れの可能性あり ・手数料がかかる |
新NISAは他の投資方法より、リスクとリターンのバランスが良く、自由に引き出せるなど柔軟性が高いです。
新NISAは、柔軟性が高く、利益が狙えるところが好きです。
シングルマザーの成功率が高まる運用戦略
新NISAに限らず、投資は戦略が必要です。戦略といっても難しく考える必要はありません。
ポイントを押さえれば、リスクを減らすことができます。
シングルマザーの成功率が高まる新NISA運用戦略は、以下の通りです。
- 目標金額を決める
- リスクとリターンを理解する
- 少額から積立をする
- リスクを分散する
- 長期で運用する
- 運用成果の確認と対策
1つずつ見ていきましょう。
目標金額を決める
まずは目標金額を決めましょう。
例えば、「子供が18歳の時点で、教育資金として500万円を用意する」などです。
具体的な目標金額を決めると、以下のことが分かります。
- 毎月いくら積み立てるか
- 何年くらい積み立てるか
- どのくらいのリスクを取るべきか
分かりにくいときは、シミュレーションしましょう。
以下のどれでも簡単にできます。
目標があれば、モチベーションも維持しやすくなります。
リスクとリターンを理解する
投資には必ずリスクがあります。
投資でいうリスクとは「プラスとマイナスの振れ幅」です。
リスク | プラスとマイナスの振れ幅 | リターン(利益)と損失の関係 |
---|---|---|
高い | 大きい | 高リターンだけど損失も大きい可能性 |
低い | 小さい | 低リターンだけど損失は小さい可能性 |
「高いリターンを求めるほど、リスクも高くなる」ことを理解することが重要です。
少額から積立をする
ネット証券なら100円から投資できるので、家計に大きな負担をかけず運用を続けられます。
投資に慣れてきてから、積立金額を増やしても遅くありません。
無理に投資しすぎて、普段の生活が苦しい「NISA貧乏」にならないようにしましょう。
リスクを分散する
投資の世界では「卵は一つのカゴに盛るな」という有名な格言があります。
卵は「お金」、カゴは「投資先」のことです。
すべての資産を一つの投資先に集中させると、その投資先が下落したときに大きな損失が出る可能性があります。
複数の業種(セクター)、複数の市場(国)、複数の資産(株式や債券)に分けることでリスクが分散できます。
インデックスファンドを買えば、めんどくないです。
長期で運用する
長期は〇〇年と決まっていませんが、自分は15年~20年以上のつもりで運用しています。
長期で投資を続けると、複利の効果が大きくなります。
「複利」とは、投資の利益がさらに利益を生み出す仕組みです。時間が経つほどその効果は加速します。
さらに、短期的には市場が上下することがありますが、長期で見ると市場は成長する傾向があります。
1番大事なのは、無理のない範囲で長期的に続けることです。
運用成果の確認と対策
運用成果は、いつも確認する必要はありません。
1年に1回くらい「目標金額に対してどれくらい達成できているか」を見れば十分です。
ただし、以下のようなライフステージの変化があったときは、運用成果を確認し、必要なら積立金額やリスク許容度を変えましょう。
- 転職して収入が変わる
- 子供の進学で教育環境が変わる
- 結婚や出産で家族構成が変わる
- 車や住宅など高額商品を買う
- 長期的に治療が必要な病気やケガをする
- 身内の介護が必要になる
妻は全く運用成果を見ませんが…。
失敗しにくい投資商品の選び方
投資商品を買うときは、以下を参考に選ぶことで失敗する確率がかなり減らせます。
- 投資商品の種類と特徴を知る
- インデックスファンドを選ぶ
- 信託報酬(手数料)が年間0.2%以下
- 純資産残高が100億円以上ある
- 運用実績や評判が良い
- 保有し続けられると思える
1つずつ見ていきましょう。
投資商品の種類と特徴を知る
投資商品は、株式、投資信託、債券、REIT(不動産投資信託)やコモディティ(金、原油)などがあり、それぞれ特徴が違います。
以下の表を見ておきましょう。
投資商品 | 仕組み | 特徴 |
---|---|---|
株式 | 企業の所有権の一部を買う | 企業の業績や市場の動向に大きく左右されるため、価格変動が大きい |
投資信託 (インデックスファンド) | 投資家から資金を集めてプロが運用する | 一つの投資信託で複数の株式や債券に分散投資できる |
債券 | 国や企業などにお金を貸し、一定期間後に元本と利息を受け取る | 株式に比べて価格変動が少なく、リターンが安定している |
REIT (リート) | 不動産を直接購入せずに、不動産市場に投資できる | 投資信託の不動産タイプ(不動産投資信託) |
コモディティ (金、原油など) | 金、原油、農産物などに投資する | 価値がなくなる心配がない ・物価の影響を受けにくい |
例えば株式は高い成長が期待できる一方で、価格が大きく変動するリスクもあります。
債券は比較的安定した利回りが期待できますが、成長は株式に比べて低い傾向です。
eMAXIS Slimの「S&P500」と「オール・カントリー」で、ほぼ運用しています。
インデックスファンドを選ぶ
投資信託には、インデックスファンドとアクティブファンドがあります。
初めは絶対インデックスファンドを選びましょう。
一般的なインデックスファンドとアクティブファンドの比較は、以下の通りです。
個別株よりインデックスファンドで広範囲の株をカバーした方が、全体としてバランスの取れた投資ができます。
インデックスファンドなら、効率よく市場全体の成長にのれます。
信託報酬(手数料)が年間0.2%以下
多くのインデックスファンドの信託報酬(手数料)は年間0.1%~0.5%です。
年間0.1%~0.5%範囲内なら、低コストで効率的な投資が期待できます。
中には年間0.1%を下回るファンドもあり、かなり低コストで長期投資に適しています。
分からなかったら、信託報酬が年間0.2%以下で選びましょう。
同じ指数に連動した商品でも、運用会社によってコストは違います。
コストが低いほど、その分リターンが手元に残ります。
長期投資では、わずかなコスト差で大きくリターンが違うこともあるので、低コスト商品を選びましょう。
同じ商品でも、店によって価格が違うのと同じです。
純資産残高が100億円以上
純資産残高がこれくらいあれば安心というのはありませんが、一般的に100億円以上が目安と言われています。
純資産残高が多い銘柄は、多くの投資家から資金を集めている証拠で、安定して運用されていると言えます。
例えば、販売金額ランキング上位の「オールカントリー」と「S&P500」(2024年8月16日時点)の純資産残高は以下の通りです。
- eMAXIS Slim オールカントリー➡3兆9000億円以上
- eMAXIS Slim S&P500➡5兆円以上
100億円どころではありません。
運用実績や評判が良い
過去の実績が将来も続く保証はありませんが、過去の運用実績が良い銘柄は、ファンドマネージャー(資産運用の専門家)が、市場の動きを正確に読んで、効果的な投資判断を下している証拠です。
運用実績は、運用会社や販売会社のホームページ、証券会社や銀行などサイトから確認できます。
数ヶ月前の短期的な実績だけでなく、数年前の中長期の実績も見ましょう。
保有し続けられると思える
投資は性格もかなり関係します。
例えば、以下のようなことがあります。
- なるべく損したくない人が「高リスク・高リターン」の商品を買う➡損失が出たらすぐに売ってしまう
- 高いリターンを狙いたい人が「低リスク・低リターン」の商品を買う➡リターンが不満で銘柄を次々に変更する
自分はある程度リスクを取って、リターンを狙いたいタイプです。
投資は長期戦なので、納得したうえで長期間保有し続けることが重要です。
短期的な市場変動に一喜一憂しないことが成功へのカギ。
初めはインデックスファンド1~2個がおすすめです。
自分は15年以上は保有するつもりで考えています。
新NISAを始めるときの注意点
シングルマザーが新NISAを始めるとき、以下の注意点に気を付けると失敗しにくくなります。
- 証券口座の開設は絶対にネット一択
- シミュレーションは必須
- ギャンブル的な投資はNG
- 短期売買は不向き
- 運用中はなるべく引き出さない
- 生活防衛費は最低6ヶ月以上確保
- 専門家や窓口に相談しない
- NISA口座は1人1口座
1つずつ見ていきましょう。
証券口座の開設は絶対にネット一択
投資用の銀行口座や証券口座を作るなら絶対にネット一択です。
ネット証券は、店舗型に比べて以下のことが全然違います。
- 取扱商品の豊富さ
- 手数料の安さ
- 便利さ(アプリでいつでも売買や設定変更ができる)
店舗型は、店舗の維持費や人件費がかかるため、その分手数料が高くなります。
取扱商品も少なく、ビミョーです。
同じ商品なら、ネット証券で買いましょう。
シミュレーションは必須
例えば、あなたが家や車など買うときに、価格や毎月の返済額を考えずに買わないですよね?
でも、投資では何となくで毎月の積立額を決めている人が多いです。
自分もそうでした。
シミュレーションで毎月の収支や貯蓄額を把握して、投資に回せる資金をはっきりさせましょう。
シミュレーションは、以下から無料で簡単にできます。将来のイメージが湧きやすいですよ。
ギャンブル的な投資はNG
短期間で稼ぎたい気持ちはよく分かりますが、短期間で大きな利益を狙う投資は、予測が難しく失敗するリスクが高いです。
多くの成功した投資家は、長期的な視点で堅実に資産を増やしています。
短期間&高リスク商品で利益を狙って、急落したら最悪…
一撃で大きな利益を狙わず、長期的な視点と分散投資でリスク管理しつつ資産を増やしましょう。
自分は15年~20年以上は保有するつもりです。
短期売買は不向き
短期売買もできますが、投資した商品を売却したら投資した金額分の非課税枠が復活するのは翌年です。
売買を頻繁に繰り返して非課税枠がなくなると、その年は非課税での投資はできません。
利益が出たら売りたくなるのは分かりますが、短期的な価格変動に一喜一憂するのはやめましょう。
課税口座なら自由に投資できるけど、利益に税金が約20%かかるよ。
運用中はなるべく引き出さない
新NISAでは、運用中に引き出すと複利効果を失い、本来得られるはずだった利益が減ってしまう可能性があります。
投資には単利と複利があります。
仕組み | (例)年利5%で100万円を投資した場合 | |
---|---|---|
単利 | 元本にだけ利益がつく | 1年ごとに、ずっと5万円ずつ |
複利 | (元本+利益)にさらに利益がつく | 【1年目】100万円+5%=105万円 【2年目】105万円+5%=110万2,500円 【3年目】110万2,500円+5%=115万7,625円 |
複利を繰り返すと、雪だるま式に利益が増える可能性があります。
どうしても引き出したいなら、最低限必要な金額だけにしましょう。
生活防衛費は最低6ヶ月以上確保
投資は元本保証ではないので、投資資金と生活費は完全に分けましょう。
シングルマザーは家計が一人の収入に依存しているので、生活の安定を第一に考える必要があります。
生活防衛費を確保したうえで、仮に全額なくなってもいいと思える資金で行うことが大事です。
ご飯が食べられない事態だけは避けよう。
生活防衛費は、以下のような事態に備えるためです。
- 病気やケガで仕事ができなくなり、収入が下がる
- 予期しない医療費がかかる
- 突発的な家庭の事情による支出
できれば生活防衛費は1~2年分あると、かなり安心です。
専門家や窓口に相談しない
シングルマザーが新NISAを始めるとき、専門家や店舗の窓口で相談する必要はありません。
専門家に相談すると、相談料や手数料が発生することが多いので、費用対効果の面でメリットが大きいとは限りません。
専門家もボランティアではないので。
限られた収入で家計をやりくりするシングルマザーにとって、相談料などのコストは無視できない負担です。
また、店舗の窓口で相談すると、手数料がかなり高い投資商品を勧められることもあります。
手数料が高いと、手数料負けするかも…。
必要な情報はインターネットで、無料で簡単に手に入ります。
例えば、金融庁や証券会社から自分で情報収集しましょう。
情報収集できたら知識が身に付くので、結局は「相談しなくていいや」ってなります。
NISA口座は1人1口座
新NISA口座は1人1口座しか開設できません。
新NISAをするときは、証券口座とその中にある新NISA口座の2つの開設が必要です。
新NISA口座は、証券口座開設と同時に申し込みできます。
証券口座は複数開設できますが、新NISA口座はどれか1つの証券会社を選ぶ必要があります。
SBI証券と楽天証券の口座を持っていますが、新NISAはSBI証券でしています。
新NISAの口座開設後、別の証券会社に変更したくなったら、書類を提出すれば変更もできます。
教育資金の作り方を公開
もし大学に行くなら、国立か公立にしてもらいたいですよね?
でも、どうなるかわからないので、我が家は私立大学(4年制)の費用で多めに計算しています。
文部科学省のデータによると、私立大学4年制の入学から卒業までの総額は、約600万円弱。
実家から通う想定です。1人暮らしで通学ならさらにかかります。
やり方は単純で、児童手当をすべてインデックス投資に回すだけ。
児童の年齢 | 児童手当月額(1人あたり) |
---|---|
3歳未満 | 15,000円(第3子以降は30,000円) |
3歳以上高校生年代まで | 10,000円(第3子以降は30,000円) |
(注)「高校生年代」とは、18歳に達する日以後の最初の3月31日までのこと |
3歳からは月額10,000円ですが、我が家は5,000円上乗せして、毎月15,000円のまま投資を続けます。
月額15,000円の投資で高校卒業まで続けたとしたら、以下の想定になります。
投資金額(月額) | 想定利率 | 積立期間 | 元本 | 想定金額 |
---|---|---|---|---|
15,000円 | 3% | 18年 | 324万円 | 429万円 |
15,000円 | 5% | 18年 | 324万円 | 524万円 |
15,000円 | 7% | 18年 | 324万円 | 646万円 |
株式100%のインデックスファンドの想定利率は、低く見て3%、5%も十分狙えます。
5%で運用すると524万円なので、私立大学4年制の総額費用である約600万円弱をかなりカバーできます。
もし7%で運用できたら、全額カバーできます。
すべて想定通りいくとは限りませんが、シミュレーションは大事です。
児童手当は給付されるものなので、なかったものとして考えています。
おすすめの証券会社
主要なネット証券は5社ありますが、以下のような人は、SBI証券か楽天証券を選びましょう。
- どの証券会社がいいか分からない
- 幅広い商品から選びたい
- いずれ新NISA以外の投資もするかもしれない
- 自分の経済圏がない
- 大手がいい
貯まるポイントが幅広いのはSBI証券、サイトが直感的に使いやすいのは楽天証券です。
ネット証券主要5社の詳細は、以下の通りです。
詳細は公式サイトをチェック。
証券会社 | こんな人におすすめ | 公式サイトはこちら | 新NISA(つみたて投資枠) | 新NISA(成長投資枠) | 売買手数料 | クレジットカード | ポイント | ポイント付与率 | クレカ積立金額 | 投信保有 ポイント |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
SBI証券 | SBI経済圏の人 | 公式サイト | 250本 | 1281本 | 無料 | 三井住友カード Oliveなど | ・Vポイント ・dポイント ・PayPayポイント ・Pontaポイント ・JALマイル | 0.5~3% | 100円~10万円 | あり |
楽天証券 | 楽天経済圏の人 | 公式サイト | 241本 | 1,293本 | 無料 | 楽天カード | 楽天ポイント | 0.5%~2.0% | 100円~10万円 | あり |
マネックス証券 | dカードを使っている人 | 公式サイト | 234本 | 1,181本 | 無料 | マネックスカード dカード | ・マネックスポイント ・dポイント | 0.2%~1.1% | 100円~10万円 | あり |
松井証券 | 手厚いサポートが欲しい人 | 公式サイト | 244本 | 1,145本 | 無料 | MATSUI SECURITIES CARD | 松井証券ポイント | 1.0% | なし | あり |
auカブコム証券 | au経済圏の人 | 公式サイト | 225本 | 1,024本 | 無料 | au PAYカード | Pontaポイント | 0.5~1.0% | 100円~10万円 | あり |
自分はSBI証券、妻は楽天証券を使っています。
投資用口座の開設方法
新NISAを始めるには、以下の口座が必要です。
- 銀行口座
- 証券口座
- 新NISA口座(証券口座の中にある色々な口座のうちの1つ)
投資用の銀行口座や証券口座は、絶対にネットで作りましょう。
証券口座と新NISA口座は同時に作れます。
同じ会社の銀行口座と証券口座をひもづけると、便利なうえに、ポイントが貯まりやすくなったり、預金金利が上がったりするのでお得です。
以下の動画はSBI証券ですが、他の証券会社でも開設方法はほぼ同じです。
新NISAの口座開設は、郵送よりオンライン申請が早くて便利です。
マイナンバーカードや運転免許証などの本人確認書類があればOK。
自分が始めたころは書類を返送しましたが、今は便利になりました。
よくある質問
【まとめ】シングルマザーは新NISAで未来の安心を手に入れよう
新NISAはシングルマザーが将来の不安を解消し、より豊かな生活を送るための有効な手段です。
新NISAは少額から始められるうえに、利益が非課税でリスクも分散できるので、安心して行えます。
シングルマザーが新NISAを始めるべき理由は、以下の通りです。
- 精神的安定のため
- 経済的課題はかなり深刻だから
- 子供の教育費の準備
- 老後の資金確保
- 時間がなくてもできる
- 手当の減額がない
- 他の投資方法よりバランスがいい
子育てと仕事を両立しながら、長期的な資産形成を行うのは簡単ではありません。新NISAで効率的に資産形成を行いましょう。